今年の3月でストックフォトを始めてから丸12年になります。
始まりはflickr経由のGetty Imagesからのスカウトでした。スカウトが1月、販売開始が3月だったので一応3月から始めたことにしています。
それぞれのサイトの登録時期などを列記してみるとこんな感じですね。
2009年1月 Getty Images
2009年10月 PIXTA→2014年に一度退会→2018年9月再登録
2010年9月 TAGSTOCK(アマナ系)
2010年9月 フォトライブラリー
2010年9月 fotolia(Adobe Stock)
2011年2月 iStockphoto
2012年10月 123RF
2015年9月 Shutterstock
2016年11月 imagenavi
2018年6月 depositphoto
2020年6月 イメージマート
それぞれのサイトのポートフォリオはこちらにリストアップしています。
Getty Imagesは今はESPというサイト上でアップロードなどを行ってますが、当初はflickrにupした写真をGetty Imagesのエディターが見てコレクションに載せたい写真をリクエストリストにまとめてメールしてくる方式でした。
初っ端から売上があったので「売れるんだ…。それなら似たようなサイトにもっと登録するといいのかも」、そう思ったのを覚えています。
そこでネットで調べて知ったのはShutterstock、iStock、fotoliaの海外資本のストックフォトサイト。ただサイトの規模などは申し分ないけれど言語の点でこれらのサイトに登録するのは躊躇いました。Getty Imagesが当時は英語のみだったから・・・英語が辛かったのですよね。それで国内サイトで探してアマナなどレンタルポジ系出身のサイトを知りましたが、自分のレベルでは無理かもと思って更に探して見つけたのがPIXTAでした。とりあえず国内サイトに一箇所と思ったので登録してみました。
PIXTAはGetty Imagesとアップロードや審査などあまりに違いすぎてなかなか慣れませんでしたね、売れなかったですし。
あまりに売れないし1年経つ頃にちょっと規約改訂などで騒ぎが起きて、ちょっとPIXTA大丈夫?という雰囲気になり、他のところにも登録していかないと不安な感じだったのですね、当時。それで一気に登録サイトを増やしました。
ストックを始めた頃の2009年〜2013年くらいまでは体調が思わしくなくて休み休み撮影・登録をしていたころでした。このころは写真のみでした。2ヶ月がんばったら2ヶ月〜3ヶ月休む・・・みたいなペースです。
そんなスローペースですから売上も微々たるもの。ひと月の売上が社員で働いたり派遣でいただく日給の半分にもならない…というレベルでした。
よくこの時期に心が折れなかったなと思います。
たぶん外に仕事へ行けない状況ですがるものがストックのみだったからやっていられたんだろうと思います。
2014年に一旦PIXTAをやめていますが、規約改訂や定額が始まったりして写真で続けるのは厳しそうだなと。やめなくてもよかったのですがそのままイラストへシフトする気にもなぜかならなくて、一度クリアにしてみよう・・・と。
戻ったのは国内サイトでイラストがどのくらい売れてくれるかなと、特にPIXTAのニーズに合うのかな?という疑問があってもう一回登録してみようと思いました。定額も定着しているように見えましたから売上は多少あるだろう…それで戻りました。
上のリストで結局もうやっていないサイトはアマナ系サイトとフォトライブラリーだけですね、PIXTAに戻ったから。
アマナ系サイトはサイトがコロコロ変わるし売れないのでやめてしまいました。
フォトライブラリーは自分で値付けをするサイトですが、低価格設定する人が多く、同等の素材なら安い方が出るのかそこはわかりませんが売れなくなっていったので思い切ってやめました。
売れないサイトを続けていくのは精神的にもキツイです。他は売れるんですから。
現状は9サイト。
さすがにもうこれ以上は増やせないかなと思います。
増やすならどこかを止めるかも。アップロードだけで結構大変ですからね。
12年もやっているならさぞや売上があるのでは…と思われそうですが、そんなことはないのが実情です。爆発的には伸びなくなって早数年、ここ数年は微増という程度ですし、下がった年もあります。成長曲線は今は横ばいという感じです。この横ばいがいつまで続くんだろう?とたまに思います。もう一度曲線を形成したいですねぇ。
それにはきちんと考えてやっていかないといけないのですが、場当たりでやっていた期間が長すぎるので気を抜くと感覚だけでやってしまい元の木阿弥になりがちです。
制作手順だとか次に作るものを決める作業など工夫できるようになって来ているのですが、まだまだ詰めが甘い部分が多いようです。
12年続けるコツといえるかどうかわかりませんが、上にも書いたように外へ仕事に出られなかった、たいぶ体調がよくなって短期間派遣で働いた時期もありましたが、ストレスからか湿疹などが止めるまで出続けるため、もうこれは仕事に出るのは無理だなと諦めてストックに集中するしかなくなった…という環境・状況が続けさせたとも言えます。
続けてきて辛い時期もあったりするのだけど、イラストを描くのは楽しい・写真を撮るのは楽しい・DLされると嬉しい…喜びが辛さを上回っているのかなと思います。
参考になる話は何も書いてないと思うけれど、一度まとめておきたかったことでした。
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